新年度が始まり、今年も大勢の新入生の新生活が長岡でスタートした。
長岡市内の 4大学1高専には、現在、 約5,400人の学生が在籍している。 みなさんには長岡での学生生活を存分に謳歌してもらいたい。
長岡市では、あらゆるフィールドを舞台に、学生の皆さんが伸び伸びと活動できるようサポートしている。今回はその一端をご紹介したい。
■#ナガオカへようこそ
長岡の4大学1高専生の8割が市外出身者だ。当然、長岡のまちについて知らないことが多く、友人や知り合いもいない地でのスタートとなる。不安を覚える新入生も多いことだろう。
ということで、先月15日(土)、4大学1高専の新入生向けイベント「#ナガオカへようこそ」が開催された。まちなかキャンパス長岡、NaDeC BASEそれぞれの学生委員が、「学生生活を応援したい」「長岡のまちを楽しんでもらいたい」との思いから発案し、実現に至ったものだ。(イベントは昨年に続き2回目)。
まちなかキャンパス長岡とNaDeC BASEは、学生諸君にとって活動の場でもある。それぞれの利用の仕方(支援制度も充実している)やイベントの紹介に加え、街歩きに座談会など参加型の歓迎企画だったようだ。参加者からは、「ほかの大学の学生と知り合うことができた」「紹介してもらったお店に今度行ってみたい」「駅前に学生が集まったり活動できる施設があると知り、皆で使ってみようと思う」との声が聞かれた。良いスタートのきっかけになったようだ。
学生の皆さんには、長岡のまちや暮らしを楽しみながらも成長できる交流・体験の場としてこれらの施設を大いに活用し、活動の幅を広げていってほしいと思う。インタラクティブな関係から生まれてくるリアルは気づきや学びは一生モノの財産となるはずだ。

■「若者提案プロジェクト」
ながおか・若者・しごと機構では、若い世代の支援に力を入れている。
若者提案プロジェクト補助金は若者のアイデア実現に向けた活動支援で、この制度を活用して実現した取り組みは40を超えている。
昨年9月に行われた「今できる地方創生」イベントである「NNサウナ」もその1つだ。長岡出身者など若い世代(平均年齢23歳)からなる「NN (Nagaoka Now)」の皆さんによる地域貢献活動の第一弾企画で、今を生き、たのしむ=“今ここ”の活動がテーマだ。

三島地域の大杉公園にテントサウナ10張を設置し、大自然の中でサウナを楽しもうというNNサウナでは、長岡の地酒をサウナストーンにかける日本酒ロウリュ※や地元飲食店の協力によるサウナ飯が提供されるなど充実の内容だった。県外からも多くの参加があり、地域資源を存分に活用しながら長岡の魅力を発信したイベントとなった。
このイベントをきっかけに、県内のサウナ企業が連携したサウナイベントが開催されるなどしたほか、NNと長岡青年会議所とが連携して eスポーツの企画を実施するなど、つながるように新しい動きが生まれている。今後の展開が楽しみだ。
現在、同機構では、今年度の補助金申請を受け付けている。
長岡をよりよくする活動、同時にそれは一人ひとりが自分を拓いてゆくチャレンジとなるはずだ。事務局スタッフが申請手続きの相談からプロジェクトへのアドバイスなど、伴走型で後押しをしてくれるのでチャレンジしやすいと思う。4大学1高専生はもちろん、ぜひとも多くの若い人たちに制度を活用していもらいたい。
【若者提案プロジェクト補助金】 詳しくはながおか・若者・しごと機構HPを参照
○対象事業 若者が自ら考え、取り組む活動(活躍の場づくり・交流促進等の要件あり)
○申請対象 令和5年4月1日時点において18歳から39歳までの若者
○補助金額 事業実施に要する経費の4分の3以内
いよいよ7月22日(土)に「米百俵プレイス ミライエ長岡」西館が先行オープンを迎える。NaDeC BASE ・ ながおか・若者・しごと機構 はミライエに移転し、まちなかキャンパス長岡も事業の一部をミライエで展開する。
以後は、ミライエ長岡を新たな活動拠点、アイデア実現の場として利活用してほしい。新たな起点ミライエ長岡が、ナガオカから世界に発信できるアイディアや発想、人づくり・まちづくりのインタラクティブスポットとなるよう、若いみなさんはじめ各方面からご参加いただきたい。
長岡市ではこれからも活動支援や環境整備を通して、学生や若者はじめ市民のみなさんが夢を実現できる魅力的なまちの実現に向けて取り組んでいく。
関 連 記 事 : 人づくりはまちづくり(米百俵プレイス) 長岡で働こう! 新規開設【移住定住相談センタ–】
タイトル画像:
4月15日(土)開催 #ナガオカへようこそ(画像は、長岡駅前を街歩きしている様子)