昨年5月に コロナ禍の行動規制が解かれ、市民活動が再開されてきた。町内会などの地域活動も少しづつ動きが出てきて、とても喜ばしい。12月 補正予算で用意した助成金(町内会活動支援給付金は、1世帯当たり1,200円)も活用してさらに活気を取り戻していただければうれしい。
 ※ 令和6年1月に各町内会長宛に通知を発送、2月中下旬頃に支給予定

このたびの能登半島地震では、長岡も建物被害が287棟(1月19日現在)と痛い被害を受けた。報道される能登の被災地の様子は、20年前の中越地震を想起させ、災害の恐ろしさと、地域の助け合いの大切さを、今更ながらに痛感させられる。

地域で助け合うには、日常的なつながりが必要だ。長岡市も、地域共生社会の実現を大きな目標に掲げている。その拠点として整備してきたのがコミュニティセンター(コミセン)で、合併後の支所地域でも順次整備し、現在市内に42館がある。

 

地域共生社会のイメージ



今回は、あらたにオープンしたわしまコミュニティセンターについて紹介したい。

 

 

 

■和島地域に待望のコミセン

 

本年1月13日(土)に、わしまコミュニティセンターがオープンした。

和島地域の皆さんは、5年前(平成31年3月)からコミセンの立ち上げに向けて話し合ってきた。その結果、令和5年4月1日に「わしまコミュニティ協議会」が発足し、検討開始から5年でようやく迎えることのできたオープニングセレモニーでは、大勢のみなさんが施設内を見学し、一様に笑顔にあふれているのが印象的だった。

 

わしまコミュニティセンターは支所内にある。支所2階に交流スペース・図書コーナー・談話室を兼ねたスペースと事務室があり、3階に多目的ホール、和室2室、会議室3室がある。
こうした支所とコミュニティセンターの一体化 (オールインワン形式) は、地域を纏める場としてふさわしいと考えている。なお、1階には、昨年6月1日に開設した北部地域事務所があり、和島・寺泊・与板支所の土木・農林水産関連業務を集約し、1か所で担う事務拠点ともなっていて、利便性や効率性も兼ね備えている。

 

○施設概要
 開館時間:9時~21時30分(利用がない場合は17時30分まで)※年末年始は休館
 施  設:会議室1(42㎡) 会議室2(48㎡) 会議室3(42㎡) 和室1(18畳) 和室2(21畳)
      多目的ホール(151㎡)※会議室1と会議室2, 和室1と和室2はつなげて利用できる
 

 

 

■住民発案のアイデアが続々

 

良寛はなぜ、この和島地域で晩年を過ごし、最期を迎えたのか──。
和島地域の皆さんは、良寛終焉の地であることに大きな誇りを感じておられるのではないだろうか。
良寛は越後に帰ってから、分水・寺泊・和島地域を中心として生涯を過ごした。昭和12年、良寛の思いがこもった和歌が小学校の教科書に載った。

 

この里に 手まりつきつつ 子どもらと 遊ぶ春日は 暮れずともよし (良寛)

 

晩年の病みがちとなった良寛を受け入れ、看取ることとなった和島にふさわしい一首と感じるのは私だけではないと思う。

そんな和島における、住民主導による地域コミュニティ協議会の活動を紹介しよう。

 

 ○わしま音頭の復活
昭和58(1983)年に誕生した「わしま音頭」は住民から歌詞を募集し、遠藤実さんが曲をつけたもの。第2回ふるさとわしままつりから盆踊りとして踊られてきたが、平成18(2006)年の見直し以降、踊られることがなかった。しかし近年、復活を望む声が強くなり、コロナ禍から回復した昨年8月のまつりで、大復活を遂げた。実に17年ぶりのことだ。


子どもたちも一生懸命踊りの練習(令和5年7月8日地域交流会館わしま)

 

踊りの復活のため、文化部会と地元サークルと協力して練習会を開催。初めて踊る子どもから久しぶりの人まで、みんなで熱心に踊りを覚えた。そのおかげで、昨年の「ふるさとわしままつり」の本番は大いに盛り上がったという。

 〽みんな輪〜になれ和の心〜よいしょ!

本番でのわしま音頭   踊りの復活にまつりも最高潮。練習の成果もあり、地域が一体となった。(R5.8.14)

 

 

コミセン通信に掲載された写真

○小さな発見ウォーキング
昨年6月10日から7月10日に開催された「小さな発見!! ウォーキング」は、マイペース参加型のウォーキング大会だ。歩数を記録するとともに、みちみち「小さな発見」を撮影することが、健康増進和島の自然や風景などの再発見のダブルタスクとなっている。地域コミュニティ協議会の健康福祉部会が企画した。

その際撮られた写真は「コミセン通信」に掲載され住民の皆さんを楽しませた。ウォーキング中に詠んだ短歌や川柳を発表してくれた人もいて、参加者の皆さまもこの企画を満喫してくれたのではないだろうか。

「小さな発見!! ウォーキング」の他にも、わしまコミュニティ協議会は4月の発足以来、高齢者向けの健康体操や子ども向けスポーツ体験会、シニアスマホ教室の開催など、さまざまな活動を行っている。コミュニティセンターのオープンをきっかけに、地域の団体が互いの持ち味を生かし、今まで以上につながりを深め、コミュニティの輪を広げていってもらいたい。

 

「わしまスポフェスin summer」。子ども向けのスポーツ体験会。写真はグラウンドゴルフ(令和5年7月23日)

 

人口減少で地域の担い手が減ってきた……。そんな声を聞くようになってから久しい。
特に支所地域で深刻だ。だが、今後も支所機能は今までどおり維持していく。むしろ、デジタル技術や通信機能を活用して効率化を進めながら、地域コミュニティの維持・活性化という新たなニーズにしっかりと応えていく。

支所とコミセンが一体となって地域の中心としての役割を果たし、住民の皆さんや地域団体の生活・活動をサポートすることで、地域コミュニティのつながりをさらに強め、広げていきたいと考えている。

 

支所地域における「目指す地域像」

 

 

 

 
   関  連  記  事 :
 ポストコロナの地域活動 トチオーレ 1年で来館者20万人!  

                
 タイトル画像 :
 
わしまコミュニティセンターオープニングセレモニー(令和6年1月13日)

地元・北辰中学校吹奏楽部のみなさん。素晴らしい演奏にアンコールの声がかかっていた。