今冬は小雪かと思いきや2月に入ってから、全国的な大雪に見舞われ、長岡市も2月7日に雪害対策本部を立ち上げた。 幸い一旦緩んだものの、1 7日から再び寒気到来の予報。融雪災害にも警戒を怠らないようにしたい。

雪国に暮らす我々にとって、雪は除雪や交通障害など、生活に問題をもたらすものであると同時に、「恵みの雪」でもある。長岡のおいしい米や日本酒づくりには、雪によって育まれた清らかな水が欠かせない。

また、冬はインバウンド客で各地のスキー場は大賑わいだ。長岡でも、雪を大いに楽しもうと、各地で冬まつりを開催している。

そこで今回は、市内の様々な冬まつりについて紹介しよう。

■各地で開催! 個性豊かな冬まつり

今年で40回目を迎えた栃尾の冬の一大イベント。そりレースやステージイベントなどで盛り上がった。

「雪しか」は、夏に雪氷を売っていた「雪しか屋」の屋号に由来している。子どもに人気のジャンボスノーすべり台のほか、ハイブ長岡内ではステージイベントや飲食ブースも。40回目の今年は、長岡出身のシンガーソングライター・琴音さんのスペシャルライブを実施した。

川口の冬の風物詩「雪洞ゆきあかり」で会場は幻想的な空間に。川口観光協会観光大使の「ひなた」らが出演者するスペシャルライブや、ミュージックスターマインの打ち上げなどがある。

雪上フットサル大会や宝探しなど、雪の中、体を動かしながら楽しむ企画が用意されている。22日の「雪ぼたる」は小国地域の各集落などで灯される。

これから実施するまつりは、天候によって内容を変更する場合がある。事前にホームページ(川口観光協会小国観光協会)を確認の上、ぜひお越しいただきたい。

■冬を楽しみ、春を待つ

冬のイベントでは、地元住民や地元企業、関係者の方々が尽力し、各地域を盛り上げてくれる。単なる観光資源や娯楽としてだけでなく、地域のつながりを強める役割もあるといえるだろう。

長岡にとって、雪は大きな資源。市内のスキー場3カ所(市営スキー場古志高原スキー場とちおファミリースキー場)もオープンし、家族連れなどでにぎわっている。

冬来たりなば春遠からじ」という言葉がある。長岡の冬を思い切り満喫しながら、春を待とう。

   関  連  記  事 :  長岡の冬を楽しもう! デジタル時代の克雪都市 冬キャンプ in おぐに森林公園 雪国マインドで

 

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おぐに雪まつり 地域内の各所で灯る「雪ぼたる」