気軽に楽しむ今どきキャンプ

新型コロナウイルス禍のなか、自然の中でキャンプを楽しむ人たちが増えている(昨年の新語・流行語大賞でも「 ソロ キャンプ 」がトップテン入りし、キャンプブームを裏付けている)。

日帰り入浴施設・養楽館ようらくかんが隣接するおぐに森林公園でも、キャンプ利用者が増加している。日本最大級のキャンプ場検索予約サイト「なっぷ」での口コミ評価は4.06、県内ランキング3位と大変好評だ。

 
冬キャンプ、快適に進化!

キャンプは夏場のものとは限らない。

だが、県内で冬キャンプができるのは数箇所しかなく、長岡市おぐに森林公園はその1つ。貴重な存在だ。感染症対策のため一日8組限定としているが、週末は県内のファミリーや若いカップルなどの予約で埋まっている。平日にソロキャンプで訪れる人も絶えない。
冬キャンプ体験者さんたちからは、非常に高い評価をいただいている。

 <冬キャンプ利用者のコメント>
 〇開放的に、白銀の世界が楽しめて最高。
 〇周囲に遮るものがなく、晴れた日は夕日が絶景。
 〇すぐ近くに入浴施設があり、冬キャンプ初心者も安心。

 

アウトドア用品の進化もあり、雪中キャンピングはとても快適にできるという。色んなノウハウもあるだろう。初めてのときの未知の体験感はまた格別かもしれない──などと私も愉しい想像をしている。

 
造形大生によるプロジェクトも

今シーズン、森林公園に、長岡造形大学の学生さんたちが、子どもたちが楽しめるようにと“雪の迷路”をつくってくれた。ぜひ、行ってみて楽しんでほしい。
他にも、雪の壁にアニメーションを投影するパフォーマンスが行われ、撮影動画が 長岡芸術工事中のサイトで配信される。
※長岡造形大がオンライン開催しているアートイベント

 


雪を掘って「めいろ」を創る造形大の学生さんたち

 
 
地域の宝の磨き上げ

おぐに森林公園は、すばらしい自然に囲まれて暮らす小国の「地域の宝」であり、地域振興の柱だ。「宝」は住民の主体的なアクションによって磨き上げられる。それが、利益重視ではなく、地域の思いに根差した魅力発信ができる所以だろう。

ちなみに、小国の地域の宝はこの他、「越後カントリートレイル」(昨年はウイルス禍の影響中止)や10月に感染防止対策を徹底して開催した「音楽の森2020」がある。
長岡市は、「地域の宝」を守り、地域社会を盛り上げるイベント・活動をしっかり支援していく。

 

もちろん、春夏キャンプも

感染リスクのない楽しみと健康な生活が求められる今、自然豊かなキャンプ場は、これからさらに需要が高まっていくと思う。
昨年、第3キャンプ場など再整備し、キャンプサイトや手洗い場を増設。消毒液の配備はじめ感染防止対策も強化済みだ。ウイルス禍状況でも安全安心に楽しんでいただけるので、春からの本格的なキャンプシーズンでも、ぜひ多くの方々からご利用いただきたい。

 


  関  連  記  事: 『地域の宝かるた』  
 タイトル画像:
  ソロキャンプ in 雪のおぐに森林公園