新型コロナ禍の3年間、「3密を避けるにはアウトドア」ということで、キャンプが爆発的ブームとなった。5類への変更後、 従来の観光やレジャ ー が復活し、最近「アウトドアブームは終わった」との見方も出ているという。
しかし、コロナ禍の中で実感された健康志向や自然志向は、不変(普遍)の価値観だ。
自然とつながるアウトドア人口は着実に増えていくだろう。そもそも人間は自然の一部。むやみにワクチンや薬に頼ることなく、体にいい食事と運動、そして自然に触れることで、自己免疫を高めていくのが本来の生き方だろう。
自然(アウトドア)は、私たちにかけがえのない経験(時間)を与えてくれる。
私も1980年頃、『ウォールデン 森の生活』や『遊歩大全』『バックパッキング入門』を読み、気分はすっかりアウトドア派、一人で山歩きをやってみたりもした。その後(1990年代)日本ではアウトドアブーム(第一次)が起きた。子育て真っ最中だった私も、人並みに家族キャンプにいそしんだが、どのキャンプ場もいっぱいだったことを覚えている。
さて、この夏はかつてない猛暑が続いた。長岡が日本一暑いまちとして何回も全国ニュースになるという考えられない事態となったが、このところようやく涼しくなり、秋を感じるようになってきた。今夏は屋外での活動を控えた方が多いと思うが、いよいよアウトドアに絶好の季節となってきた。この季節を逃さず、秋をたのしもう!
今回は、爽やかな秋の風を存分に感じながら、子どもから大人まで気軽に楽しめる市内キャンプ場を紹介しよう。
〇和島オートキャンプ場 【和島地域】
日本海を見渡せる絶景が自慢のキャンプ場。
佐渡ヶ島や日本海に沈む夕日が臨めるロケーションは最高!
・オートキャンプサイト:53区画
・コテージ:9棟(キャビン4, バンガロー5)
・駐車場:80台
・モデル料金:1区画3,000円(1泊2日)~
※詳細はこちら
・主な施設:管理棟(売店,レンタル)/トイレ/
コイン温水シャワー/インランドリー/釣堀/
テニスコート/自動販売機
〇おぐに森林公園 【小国地域】
約80ha (東京ドーム17個分) におよぶ広大な里山にある森のキャンプ場。園内にある日帰り入浴施設養楽館と合わせて楽しめる。冬キャンプも好評!
・オートキャンプサイト:58区画
・コテージ:4棟(バンガロー)
・駐車場:600台
・モデル料金:1区画2,200円(1泊2日)~
※詳細はこちら
・主な施設:管理棟(売店,レンタル)/トイレ/自動販売機/日帰り入浴施設(養楽館)
〇道院高原キャンプ場 【栃尾地域】
守門岳の中腹、標高600mに広がるブナやナラなどの林に囲まれたキャンプ場。道院池や花々が咲く遊歩道など見どころも多く、美しい自然を散策できる。
・フリーキャンプサイト:16区画
・オートキャンプサイト:34区画
・ロッジ道院:定員27名
・駐車場:118台
・モデル料金:1区画1,200円(1泊2日)~
※詳細はこちら
・主な施設:シャワー棟/炊事棟/トイレ
〇うまみち森林公園 【与板地域】
知る人ぞ知るトンガリ屋根のツリーハウス型バンガローが静かな森の中にあるキャンプ場。
気軽にデイキャンプを楽しむ人も多い。
・キャンプサイト:10区画
・オートキャンプサイト:5区画
・コテージ:5棟(バンガロー)
・駐車場:25台
・モデル料金:1区画1,200円(1泊2日)~
※詳細はこちら
・主な施設:管理棟/コイン温水シャワー/トイレ/自動販売機
〇川口運動公園オートキャンプ場・中山高原キャンプ場 【川口地域】
越後三山が眺望できる、広大な自然に囲まれた山の上のキャンプ場。公園内にはスポーツや遊びの施設が充実。隣接する「えちご川口温泉」は泉質が良いと人気のスポット。
・オートキャンプサイト:30区画
・コテージ:5棟(バンガロー)
・駐車場:200台
・モデル料金:1区画2,600円(1泊2日)~
※詳細はこちら
・主な施設:炊事棟/コイン温水シャワー/
コインランドリー/トイレ/自動販売機
〇東山ファミリーランドキャンプ場 【長岡地域】
東山の雄大な景色と市街地が一望できるロケーション抜群の無料キャンプ場。
中心市街地からも近いことから、気軽に足を運ぶ人が多い。
・テントサイト:40区画
・駐車場:80台
・料 金:無 料
・主な施設:炊事棟/トイレ/防犯灯
どのキャンプ場もそれぞれ魅力があり、このラインナップはとても Cool ! ぜひ、利用目的やシチュエーションに合わせて、秋の自然を存分に楽しんでいただきたい。
■長岡ならではのキャンプの魅力
今回ご紹介したキャンプ場の中には、新たな楽しみ方を提供しているところもある。
過去のブログでも紹介した「おぐに森林公園」の冬キャンプ。アウトドア専門サイトGreenfieldで、「2023年版 北陸のおすすめ雪中キャンプ場5選」として紹介されるなど、評判となっている。
川口運動公園では、同園内でもロケーションが良く面積も広い多目的広場でキャンプイベントを実施し、県外からのキャンパーが多く訪れるほど大人気となっている。そして、東山ファミリーランドでは、来月7日(土)、8日(日)、9日(祝・月)の3日間、長岡米百俵フェスが開催され、音楽や食、花火とともにキャンプを満喫することができる。
海・山・森・里山──多彩な自然の個性豊かなキャンプの楽しみを発信し、アウトドアライフを長岡の魅力として定着させていきたい。ファミリーから上級キャンパーまで、ご来場いただいたみなさんのSNSのフィードバックが愉しみです!
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タイトル画像: 和島オートキャンプ場から見る日本海に沈む夕日