ほぼ制限のない本来の形で開催した長岡まつりが無事に閉幕した。

花火師やスポンサーへの感謝の「光のメッセージ R5/8/3

ご尽力いただいたみなさん、関係各位に御礼申し上げる。

大花火大会は、全席有料観覧席とし、雑踏事故防止などの安全対策を万全にして実施した。2日間で29万5千人のお客様をお迎えできたのは、「日本一マナーのよい花火大会」を目指す大会の趣旨にご理解・ご協力いただいた観覧者の皆様、市民の皆様のおかげだ。重ねて感謝申し上げる。長岡まつり全体で3日間で38万人が訪れ、多くの方に長岡の夏を感じていただけたと思う。

しかし──

 

令和5年8月2日 復興祈願花火フェニックス

 

長岡のお祭りはまだまだ終わらない! 8月は、熱く、個性的な夏祭りが目白押しだ。ぜひ、各地域の夏祭りを訪ね、楽しんでいただきたい。
──ということで、今回はコロナ禍を乗り越えた「地域の夏祭り」を紹介する。

 

 

 

■ 多彩な地域の夏祭り

 

川口まつり 【7月に開催済み】

今年も花火大会のフィナーレに超大型スターマイン「エピセンタ (震央)」が打ち上がった。武者行列や水合戦、総にわかなど、川口のみなさんが工夫を凝らしたイベントで盛り上がった。

    日時:7月29日(土)・30日(日)
 会場:川口支所前 ※大花火大会は魚野川河川敷
 内容:(29日)武者行列、万灯みこし、大花火大会 
    (30日)女みこし、上棟式、水合戦、総にわか

川口まつりの「女みこし」 令和5年7月30日 ※8/1平和祭の神輿渡御にも参加

 

中之島夏まつり 

下の写真の銭太鼓演奏は、五円玉の入った紅白のバチを使い、中之島音頭などに合わせて演舞する手踊りだ。健康増進とコミュニケ-ションに役立てようと始まったものが、今では中之島地域を代表する踊りとなっている。

 日時:8月6日(日)
 会場:中之島文化センター、中之島体育館周辺
 内容:おまつり広場、銭太鼓演奏、新潟アルビレックスBB選手トークショー、神輿渡御、民踊流し

銭太鼓演舞」中之島音頭などに合わせて手踊りをする (昨年の中之島夏まつりで)

 

寺泊港まつり

日本海に映し出される花火は「海の寺泊」ならでは。海中海空スターマインや長岡花火とコラボレーションした米百俵花火「空を見上げてごらん」など、約5,000発が海と空を彩る。
 日時:8月6日(日)・7日(月)
 会場:寺泊みなと公園など
 内容:(6日)縁日広場、飲食屋台など 
    (7日)海上大花火大会

海上大花火大会」花火が夜空と海を彩る (昨年の寺泊港まつりで)

 

三島まつり

日本丸太早切選手権大会──江戸時代から受け継がれる名産の脇野町鋸と三島の杉を使って地域を盛り上げようと発案された名物イベント──には力自慢が集結し、大熱戦が繰り広げられる。
 日時:8月11日(金・祝)
 会場:みしま体育館
 内容:全日本丸太早切選手権大会、澤田知可子さんミニライブ、大花火大会など

全日本丸太早切選手権大会」2人1組で両引きのこぎりで丸太を切り落とす。その速さを競う熱血イベントだ (昨年の三島まつりで)

 

おぐに夏まつり・大花火大会

地域の伝統芸能である巫女爺みこじ踊り法末ほうすえ神楽舞、ダンスや和太鼓演奏などのステージイベントのほか、待望の小国音頭が4年ぶりに復活する。 
 日時:8月14日(月)
 会場:JAえちご中越小国支店カントリーエレベーター前
 内容:ステージイベント、屋台村、大花火大会

巫女爺踊り」は新潟県の文化財に指定されている小国の伝統芸能(昨年のおぐに夏まつりで)

 

 

ふるさとわしままつり

掛け声とともに笛や太鼓に合わせて、地元の子どもたちが勇ましく、優雅に舞い踊る「弓踊り」。市の無形民俗文化財に指定されており、烏帽子に色装束を身につけ横に並び、体を反らせて弓を射るように踊る様は必見だ。
 日時:8月14日(月)・16日(水)
 会場:和島支所駐車場、ゆきわり荘周辺など
 内容:(14日)ステージイベント、花火打ち上げ
    (16日)六夜祭・弓踊り行列 ※タイトル画像 👉

 

とちお祭

樽みこし綱引きは、樽を積んだ神輿の綱をを8人1組で引き合うユニークな競技。とちお祭で行われる「全日本樽みこし綱引き選手権大会」では、チームの駆け引きにご注目!
 日時:8月26日(土)・27日(日)
 会場:栃尾体育館、トチオーレ、秋葉公園、谷内通りなど
 内容:(26日)オープニングイベント、トチオンガーセブン・ヒーローショー、キッチンカー&
        ゲームコーナー、大民踊流し、みこし渡御、(同日開催)救急フェア 
    (27日)全日本樽みこし綱引き選手権大会、芸能祭、大花火大会(同日開催)栃尾謙信公祭

全日本樽みこし綱引き選手権大会」気迫にあふれる栃尾独自のイベント (昨年のとちお祭で)

 

 

今年5月に新型コロナウイルスの感染法上の位置付けが、季節性インフルエンザと同じ5類に引き下げられ、地域にもにぎわいが戻ってきた。各地域の夏まつりも、今年は感染禍前の内容に復活している。先日、川口まつりに伺ったが、みなさんの笑顔を見ていると、お祭りは地域の元気の源なのだと改めて感じた。

 

暑いからこそ、夏祭り!!

ぜひ、各地域の夏祭りを訪ね、楽しんでいただきたい。

 


   関  連  記  事 :
   次代につなぐ地域の祭り シーズン開幕! “海の寺泊” 祈りの炎、永遠に──

            
 タイトル画像:
 
ふるさとわしままつり「弓踊り行列」での弓踊り(長岡市無形文化財)。烏帽子と装束をまとった子どもたちが、弓矢を射るさまで体をそらせて踊る。※写真は過去のもの