7月末の「川口まつり」を皮切りに、各地域の夏まつりが3年ぶりに開催された。いずれも規模を縮小してだが、 長期化する感染禍 をのりこえ、感染防止対策を徹底しての実施となったことをご報告したい。

川口まつり(川口支所前)の女みこしは今年で40周年! 地元女性が担ぐ華麗な神輿渡御

 

この2年というもの、長岡まつり大花火大会と同様に各地域で夏祭りが中止を余儀なくされた。

中之島夏まつり 民謡流し

状況が長引けば長引くほど、祭りの存続すらが危ぶまれる…. 。

そんな懸念のなか、地域の皆さんの「ウイルスに負けず、何としても開催したい」という思いが3年ぶりの開催につながったと思う。尽力くださった関係者の皆さまに心から敬意と感謝を表したい。

 

下表にまとめたのでご紹介しよう。

 

 

 

寺泊港まつり 海上大花火大会「海中花火」など約5,000発が打ち上がり、約3万5千人が訪れた

 

■ 各地域の夏まつり
期 日 名 称 会 場 イベント

 7/30(土), 31(日)

 川口まつり 川口支所前、魚野川河川敷

花火大会、武者行列、万灯みこし、女みこし、音楽フェスなど

   8/7(日)  中之島夏まつり 中之島文化センター・中之島体育館周辺

おまつり広場、神輿みこし渡御とぎょ、民謡流し、踊りなど

  〃  寺泊港まつり 寺泊海水浴場周辺

海上大花火大会
※サマーフェスティバル(歌謡ショー他)は中止

   8/14(日)  おぐに夏まつり JA柏崎小国支店
カントリーエレベーター前

バンド演奏、巫女爺みこじ踊り法末ほうすえ神楽舞、神輿渡御、大花火大会など

  〃  ふるさとわしままつり 和島小学校西側周辺

花火大会 
※イベントや弓踊り行列は中止

 8/14(日), 16(日)

 三島まつり みしま体育館駐車場

全日本丸太早切選手権大会、ステージ発表、澤田知可子ミニライブ、大花火大会

 

 

 

おぐに夏まつりで

国・県から行動制限の要請もなく、夏休みやお盆に久しぶりに家族や親族、友人同士で伝統の祭りを満喫できたのではないだろうか。

 

 

 

 

ふるさとわしままつり

 

 

 

今週末27日(土)には、栃尾地域でとちお祭が開催される。28日(日)は栃尾謙信公祭も実施され、規模を若干縮小しつつも通常に近い形での開催となり、大いに盛り上がることだろう。3年ぶりの祭りだ。元気で活力ある日常を取り戻していこう。

 

祭り=アイデンティティを次世代へ

 

三島まつり 2022全日本丸太早切選手権大会では9歳から70代まで61組122人が大奮闘

元来、日本の祭りは、自然や死者などへ祈りを捧げ、地域の一体感を確認する「晴れの場」だった。
わが長岡でも、伝統芸能だけでなく、地元の特徴や特産を活かした行事、海や川、田んぼを利用して花火大会が行われており、どの祭りも地域独特の魅力に富んでいる。感染禍で2年間中止となったことで、大勢のみなさんが『祭り渇望感』を持ったのではないだろうか。祭りを通じて人と人のつながることの大切さ、わが地域の良さを実感するハレの場の大切さを、あらためて確認したはずだ。

他方でいま、高齢化や人口減少で、祭りや行事の担い手不足が不安要素となっているのは事実。

地域のアイデンティティである祭りを次の世代につなげていくために、地域コミュニティの質的な活性化を図ることで、地域支援をしていきたい。

三島まつり シャボン玉パフォーマンス

 

 

 

 

 

 

 

 

 

市でも地域への「愛着」と「誇り」を胸に、地域の個性が輝き続けるよう支援していく。

ともに地方の時代を切り開いてゆこう

 

 


   関  連  記  事 :
 “みんなで上げよう” 長岡花火 

              
 タイトル画像:
 
7月31日(日) 川口まつり// えちご川口総にわかは、太鼓に合わせ、まつり2日間のフィナーレを飾る総踊りだ。(川口支所前)