新型コロナ禍で、経済はもとより長岡市民の生活にも大きな影響が出ている。みなさん、何とかやっていただいているだろうか。
市が 出来ることも 、できないこともある。いまこそ、“市民協働”と“地域共生社会”の底力の見せどころだ──大雪が降る国・長岡には、むかしからその場その場に応じて人を助けるマインドが当たり前にある──と思う。

従来から、ながおか市民協働センターに登録する「市民のために頑張る団体・組織」に補助金、情報支援などの援助をしてきた。参照記事

コロナは突然のことだったが、それでも市民のためにがんばっていただいている市民活動団体に対し、感染症対策や新しい生活様式に取り組みながら活動するための経費として、奨励金10万円(上限)を支給することとした。対象枠は200団体を用意する。ふるってご応募願いたい。
 例 子ども食堂主催団体が持ち帰り弁当事業を進めるうえで必要な使い捨て容器の購入費用等は奨励金10万円の対象となる。

さらに、現行の「未来を創る市民活動の応援補助金」の予算を増額して、1団体50万円(上限)を支援する。対象枠は20団体。
 例 地域を盛り上げたい団体が、オンラインでイベントや講座を実施する際の運営費用等は補助金最大50万円の対象となる。

いずれも市議会6月定例会の初日に提案することにしている。
(補正予算の総額は、新型コロナウィルス対策費として例をみない規模になりそうだ…)

 


ここで、現行の「未来を創る市民活動の応援補助金」を受けて活動中の2団体を紹介しよう。

NPO法人フードバンクにいがた長岡センターは「長岡子どもえがおプロジェクト」として、毎月、精米済みの米5kgを市内在住のひとり親子育て世帯に配布している。(今年3月からスタート)
保育園や市民団体も協力し、事前に登録した50世帯に1年間無料で配布する予定であったが、コロナ禍により登録世帯が増え、すでに61世帯への配布実績がある。食べ盛りの子をひとり親で育てている家庭には、大変ありがたい取り組みだ。

※追記 「フードバンクにいがた長岡センター」は2021年春に「フードバンクながおか」となった

 

フードバンクにいがた長岡センター

 

MEGURUめぐる Projectプロジェクト 実行委員会は、5月5日(火祝)、コロナ禍で仕事や生活に影響を受けている人たちを応援しようと、支援情報共有サイト「めぐるプロジェクト」をWeb上に開設した。
「暮らしを守る」「家で楽しむ」「食事を楽しむ」など、9項目に分け、実行委員会のメンバーが集めた情報を掲載し、ボランティア支援団体等とも連携してサイトを運営している。

 

市民のみなさんにおかれては、この機に2つの市民活動補助金を使って、ぜひ、新型コロナに負けない、元気な地域を盛り上げていっていただきたい。

(6月補正予定)市民活動団体支援事業
1 内容
 ①新型コロナウィルス感染症にまけない市民活動団体奨励金 ※要申請
 新しい生活様式に則り活動を縮小することなく継続するために必要な備品購入や啓発活動経費等に対して、奨励金(上限10万円)を支給する。 
 ②未来を創る市民活動応援補助金・コロナウィルス対応枠 ※要申請
 コロナ禍を克服すべく元気に頑張る公益性のある活動に対して、既存の未来共創補助金にコロナウィルス対応枠を設けて補助金(上限50万)を支給する。
2 想定される団体と補助イメージ
 ①奨励金(10万円)の対象は、持続化給付金等の対象とならない既存の市民活動団体
 ②補助金(最大50万円)の対象は、国・県等の支援金の有無を問わず、未来を創る市民活動応援補助金を活用して実施
3 支援規模 ※6月補正予算 新規3,300万円(既決予算2,000万円に加え)
 ①新型コロナウィルス感染症にまけない市民活動団体奨励金(補助金)
 1団体×10万円(上限)×200団体 =2,000万円
 ②未来を創る市民活動応援補助金・コロナウィルス対応枠(補助金)
 1団体×50万円(上限)×20団体  =1,000万円



  関  連  記  事 :    われらが動けば  雪国マインドで
 タイトル画像:    ひとり親家庭に配布されるお米
        (フードバンクにいがた長岡センターで)