この2年、 新型コロナウイルス感染症の影響で、海水浴場の来場者は伸び悩んだ。
しかし、今年は新規感染者数が落ち着き、さまざまなイベントや 活動が再開されている。市内の海水浴場も、これからたくさんの海水浴客で賑わうことだろう。
7月1日(金)、寺泊地域4カ所(野積・中央・金山・郷本)の海水浴場オープンに向け、合同安全祈願祭が開催された。
先立つ先月19日(日)には、地域の皆さんが一致協力して、海岸の一斉清掃もした。参加ボランティアは、なんと800人! 海水浴場の美観の保全、そして魅力向上のために、ご協力いただいた皆様に心から感謝したい。
■ 信頼される安全・安心な海水浴場
長岡市では今年、これまで以上に強力に海の安全を確保するため、海水浴場水難防止対策事業費を大幅に増額した。安全は第一条件である。
まず、ライフセーバーを、寺泊地域4カ所(野積・中央・金山・郷本)すべてのに配置し、監視・救助体制を強化する。
さらに、全国各地で近年問題になっている水上バイクやプレジャーボートの暴走行為から遊泳者を守るため、遊泳区域への水上バイクなどの進入防止フェンスと注意喚起の看板等を設置する。
寺泊の海を楽しみに来てくれるみなさんの安全・安心を確かにし、若者からファミリー、シニアまでみなさんに選んでもらえる海水浴場にしてゆこう。
■ 海の新たな魅力“ビーチスポーツ”
寺泊の海の魅力は、海水浴だけではない。
広大な砂浜は、今後、大河津分水の大事業で出る土で埋め立てられ、利用価値の高い土地に生まれ変わる。その時期待されるものの一つが「マリンスポーツ」や「ビーチスポーツ」だ。
今年も中央海水浴場に、ビーチスポーツコートを整備する。
ビーチバレーボールなら4面(テニスでも4面、サッカーなら2面の多用途コート)で、開設期間は、7月9日(土)から10月2日(日)。コート使用料は無料だが事前予約が必要だ。申し込み・問い合わせは、寺泊支所地域振興・市民生活課(☎0258-75-3111)まで。
なお、寺泊総合型スポーツクラブ「てらスポ!」では、ビーチバレーボールやサッカーなどの体験会やイベントを企画している。興味を持たれた方、ぜひリンクからアクセスしてチェックされたし。
昨年は地元の中学生をはじめ、市内の高校生や大学生など、700人を超える方からご利用いただいた。利用者からは、「砂浜の上で潮風を感じながらのスポーツは楽しい」と好評のようだ。今年もぜひ多くの方からご利用いただき、海の新たな魅力に触れていただけたらと思う。
■ お得な観光キャンペーン
先日のブログでも紹介したが、9月30日(金)まで「長岡市内宿泊応援キャンペーン」を実施している。一人一泊あたり宿泊料金の半額を割引く(上限8,000円)。県内在住者と近隣11県の方も対象なので、ぜひお誘い合わせのうえ、多くの方からご活用いただきたい。
こうしたキャンペーンもあって、寺泊の宿泊施設の予約は大変好調だと聞いている。
魚の市場通り(通称:魚のアメ横)にも週末を中心に観光客が戻りつつある。GW中は16万人以上(1日平均約1万6,000人)の買い物客で賑わった。この数字は、県内の主要観光施設の中でダントツの1位である。
寺泊をはじめ、長岡を訪れる観光客が増えている。
円安が急速に進み、内外価格差が大きくなっている。日本は、宿泊・食事はもとより、あらゆるものの値段が(海外と比較すると)圧倒的に安い。となると、コロナ後のインバウンドの流れが期待されるのではないだろうか。
そうした動向も見据えながら、長岡の観光振興を拡大したいと考えている。まずは、寺泊の海のような観光スポットの魅力をパワーアップさせ、市内、県内、国内の観光需要に対応し、観光交流人口の拡大を図っていきたい。
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タイトル画像: 2019年の寺泊みなと祭り海上大花火大会