6月19日(金)から県においても、首都圏などとの往来自粛要請が解除された。
新しい生活様式で、あらゆる活動を再開する段階に入った、ということだろう。

これに先立つ6月16日、抗体保有率に関する政府発表があった。
 東京都 0.10% 大阪府 0.16% 宮城県 0.03%
ずいぶん低い…と感じた方は多いはずだ。これは「感染しても抗体ができない」という意味だろうか ??? 「集団免疫」の獲得まで何年もかかり、ワクチン完成まで感染拡大と自粛の繰り返し…、という事態になるのだろうか?

いっこうに実態が明らかにならない新型コロナウィルスだが、いつまでも「自粛」で閉じこもるわけにはいかない。長岡も、さまざまな活動を徐々に戻しながら、特にポストコロナを視野に入れた動きへの支援に力を入れていく。

 

 

  サテライトオフィス誘致  

今、首都圏の多くの企業が事業継続計画business continuity planBCP対策を進める中で、コロナのような感染症リスクをヘッジするため、地方にサテライトオフィスを置く必要──拠点分散化のバイタル命にかかわるは、南海トラフ地震など巨大災害への備えとして以前から言われてきた──に迫られている
交通の利便性がある長岡には、好条件が揃っているが、さらなるインセンティブ政策として、当市
にサテライトオフィスを開設する市外企業に初期費用の支援等を行いたい。いち早く6月補正予算でやることで、タイムリーな理解と熱意を示せるだろう。
 問い合わせ:産業立地課 ☎︎0258(39)2298/sangyou@city.nagaoka.lg.jp

コロナ以前からサテライトオフィスを開設する意向の企業にも(これは従前からの産学連携の取り組みの成果だが)、この新制度を活用できるようにし、より多くの企業が市内に進出してくれるよう働きかけてゆく。

 

新しく NaDeC BASEナデックベースの移転先としてリノベーションしたスペース。すでに同じフロアには、起業支援センターながおかが移転をしている。   (ながおか市民センター地下1F)

 

 

 

  オンライン就活の支援  

新型コロナは、求人活動・求職者の就職活動にも大きな変化を与えている。
Webでの求人・就職活動が急激に広まっているのはご承知の通りだ。この変化に対応したいと考えている市内企業や社会人・学生らを市としてサポートする考えだ。

 

にいがた長岡WEB合同企業説明会で

 

長岡市では市内企業の採用手段のICTアイシーティー化を支援する。Webでの情報発信や面接・採用活動を増強し、学生の市内就職を促進する。
具体的には──

◇ U・Iターン対策の一環として地域おこし協力隊を新たに2名雇い、それぞれ学生就活支援とオンライン求人業務に充てる
◇ 2022年卒の学生向けにオンラインインターンシップや大学と企業のオンライン座談会を開催
◇ 長岡市学生応援プロジェクトと連動し、1,900人の学生に直接アプローチするオンライン就活イベントを実施
◇ 県内外の大学と連携し、オンラインインターンシップから面接までのプログラムを作成し、企業、学校、学生、保護者が安心できる仕組みをつくる
◇ 2021年卒高校生向けに各企業の紹介冊子(QRコードつき)を配布 など
問い合わせ:産業支援課 ☎︎0258(39)2228/koyou@city.nagaoka.lg.jp

コロナのせいで先行きが見通せない学生の皆さんが、安心して就活できるよう応援し、“ポストコロナ長岡” で働く若者を増やしていこう。

 関 連 記 事    6月補正初日提案から  6月補正初日提案から(2)
     観光支援(6月補正) 産業支援(6月補正)
 分散の受け皿(ピンチはチャンス)
 タイトル 画 像    にいがた長岡WEB合同企業説明会でのオンライン就活