道の駅「ながおか花火館」がオープン1周年を迎えた(令和2年9月18日オープン)。
ウイルス禍にもかかわらず、9月末で来館者が140万人を超え、目標の年間100万人を大幅にクリア。順調に1周年を迎えた。
来館者の約9割は県内からで、平日はシニア層や会社員、休日は家族連れが多い。多年代の方でにぎわっている。ウイルス禍が収束すれば、県外からもたくたん来ていただけるだろう。
この1年、新たな企画や出店のほか、修学旅行・校外学習での立ち寄りや市民団体等による活動でにぎわいを見せてきた。その魅力は日を追うごとに高まっている。
10月23日(土)・24日(日)には、「周年祭2021」が開催される。進化してゆく花火館を、楽しんでいただけたらと思う。
■ウイルスに負けない!この1年の取り組み
花火館では、感染拡大防止対策をしっかり講じた上で、さまざまな取り組みを進めてきた。
○地元野菜の販売所が新たにオープン
以前から要望が高かった、地元野菜の販売所「とれたて・できたて直売所」を8月にオープンさせた。採れたての新鮮野菜・旬の果物・新米などが並ぶ。夕方、仕事帰りに購入する姿も見られ好評だ。
毎週日曜日には朝市もたつ。朝採り新鮮野菜を求める人人が自然に集まってくる。(午前8時スタート、10月31日まで)
○シアター特別上映『扉 戦慄のハジマリ』
2年連続で長岡まつり大花火大会が中止となったこともあり、「長岡花火ミュージアム」への注目度が高い。7月からは午後8時までナイター営業(通常は午前10時~午後5時30分)をしてご要望に応えている。
また、ドームシアターでは、花火館オリジナル『扉 戦慄のハジマリ』を特別上映中だ。この時期ならではのホラー映像が、頭上に広がるドームスクリーンで観られるとあって映画館とは一味違う!と好評だ。
ナイター営業、特別上映、いずれも11月30日(火)までとなっている。
■花火館から多彩なルートが広がる
花火館は、長岡花火を楽しむだけのところではない。長岡の観光情報を紹介し、市内の観光地や名所を巡ってもらう「玄関口」の役割を持っている。文字通り「道の駅」なのだ。
市内周遊をエンジョイしてもらおうと、現在、市では「花火館グルメ食べつくしシールラリー」を開催している。このラリーで館内グルメショップのシールを集めたら、外にも足をのばしてみたい。通りがかりの道沿い近くに他の道の駅がある場合も!
そこで、エリアを拡大し、市内4か所の道の駅(良寛の里わしま・R290とちお・越後川口 交流物産館「あぐりの里」)でもシールをゲットできるキャンペーンとなっている。集まったシール数に応じて、道の駅の特産品・オススメ品の抽選に応募できる。
また、「越後長岡」観光振興委員会では、スマートフォンからQRコードを読み取って参加する「Fun Fan Nagaokaスタンプラリー」を開催している。感染対策に配慮した形で楽しめる企画だ。花火館など観光スポット(市内14か所)でスタンプを集め応募すると、抽選で豪華賞品が手に入る!
Fun Fan Nagaokaスタンプラリー▼画像クリックで拡大します
これらイベントをきっかけに、花火館から市内各地域にも足を延ばし、新潟は長岡ならではの豊かな食や自然のめぐみ、歴史風土に根ざしたさまざまな体験を伴う見どころを発掘してみてほしい。それが、みな、訪れる人それぞれのオリジナルな体験となることを願っている。SNSなどで個人の体験をとても魅力的に発信しているようすをたくさんみかける時代になっているので、それらを眺めるのも楽しみだ。
今後は、ウイルス収束後の県外からの誘客を見据えている。
花火館の魅力を常にアップデートしながら、多勢の人が訪れる「長岡観光のハブ」にし、ここから市内観光スポット周遊につなげていく。各地域の観光資源の磨き上げ・情報発信を強化し、“長岡の魅力”にハッとしてもらおう!
迎え手の人間性がサービスの価値を高める。モノ・カネの交換だけではもの足りない、と思う人が増えていくこれからの時代を、心して切り開いていこう。
関 連 記 事: モウイッテミタ? ながおか花火館 バイオ文化を紡ぐ『醸造の町』
タイトル画像: 道の駅「ながおか花火館」で