市民のみなさん、事業者のみなさん、 オールNAGAOKAの協力で、長岡市内の新型コロナウイルス新規感染者数が大きく減少した。一時の急増に よる危機から脱した。時短要請に応じてくださった飲食店はほぼ100%。ご協力ありがとうございました!
■感染者数の減少をデータチェック
5/11(火) 長岡市「緊急警戒情報」発出、5/12(水) 新潟県「特別警報」発令
期 間 |
感染者数 |
対10万人感染者数 |
感染経路不明率(※) |
警戒レベル |
---|---|---|---|---|
5月5〜11日 | 71人 | 26.97人 | 53.5% | ステージ4 |
12〜18日 | 43人 | 16.34人 | 16.3% | ステージ3 |
19〜26日 | 23人 | 8.74人 | 34.8% | ステージ2 |
※感染経路不明率は、県公表資料を基に市独自に算出
上の表にあるように長岡の感染状況が改善されたので、5月28日(金)、新潟県は長岡市に発令していた「特別警報」を今月いっぱいをもって解除し、「警報」へ移行することを決定した。
同時に、6月1日午前0時をもって飲食店への時短営業要請も解除される。
■ 通常レベルの「警報」は維持
一方で、まだまだ感染防止対策をゆるめるわけにはいかない現実もある。
・新規感染者が依然として散発的に発生している
・市内基幹3病院※の感染病床の利用率が高い(8割以上)
・変異株に置き換わってから中等症以上の患者が増え、医療ひっ迫に近い状況にある
・変異株の影響で二度感染することがありうる
※ 長岡赤十字・長岡中央綜合病院・立川綜合病院
そこで、市独自の「緊急警戒情報」による感染対策を継続し、一部を除き、公共施設の利用制限等も継続する。引き続き、市民のみなさんのご協力をお願いしたい。
6月1日からアオーレ長岡の照明も紫から赤にトーンダウン
■ 新たなフェーズを見越して
最近の市内の感染状況を見ると、飲食の場や職場での感染から、家庭内感染につながる事例が多くなっている。さらに、家庭内で子どもが感染し、学校に感染が広がるケースも見られる。これは明らかに変異株の影響だ(昨年までは、家族の一人が感染しても、子どもや家族全員まで感染する事例はほとんどなかった)。
新潟県のスクリーニング検査の結果でも、5月18日(火) から1週間の、イギリス型変異株(N501Y)の割合は97% に上る。県内で現在進行している感染拡大は、感染力が強く重症化しやすい変異株のせいだということになる。
今後は、イギリス型からさらに危険なインド株に置き換わる。
新型コロナウイルス対策は、新たなフェーズに移行したと考えなければならない。
■ しんならづよく! 免疫獲得まで
根本的な解決は、みんながコロナウイルスに対する免疫を持つこと。つまり、ワクチン接種だ。
市民にワクチン接種が一定程度行き渡れば、安全性は格段に向上する。医師会や医療機関と連携し、オール長岡でワクチン接種に取り組んでいく。頑張ればワクチン接種のスピードもあげられると報告がきているのでスピードアップしていく。
それまではやはり、抜かりなく感染防止策を継続していこう。
市民のみなさんが引き続き、飲食を伴う会合などに最大限に注意し、職場や家庭内での感染防止対策を徹底くださることで、感染者数が少ない環境でワクチン接種をすることができる。このことは、免疫ができるまでの間におこる感染を防ぎ、長岡の医療を守ることにつながっている。
引き続きの、しんならづよい感染防止対策にご理解とご協力をお願いします。
<参考データ>
○長岡市と新潟県の感染状況(5/28現在)
・人口10万人あたり感染者数(単位 : 人)
4/28〜5/4 | 5/5〜11 | 5/12〜18 | 5/19〜25 | |
長岡市 | 13.68 | 26.97 | 16.34 | 8.74 |
新潟県 | 9.16 | 11.86 | 10.16 | 8.88 |
・過去1か月では、1日平均6.2人、1日最大15人(5/10,5/12判明)の感染者が報告
・5/16以降、10日以上にわたり1日あたり5人以下に抑えられている
・5月に入り、地元の方が多く集まる飲食店を起点にした集団的な感染が発生しているほか、福祉施設や職場での感染も散発。それらが家庭内感染につながるケースが多い
○長岡市の感染者累計(5月26日判明分まで) 338人
1日平均 | 1日10人超え | 1日最高人数 | |
特別警報前 (5/ 1~5/16) |
8.3人 | 4回 | 15人(5/10, 5/12) |
特別警報後 (5/17~5/26) |
2.9人 | 0回 | 6人(5/19) |
関 連 記 事: 新型コロナ “警報発令中” 高齢者向けワクチン接種予約スタート
市有施設臨時休館等の継続について
休館または利用制限を継続する施設:主に高齢者の交流にかかわる利用(189施設)
感染対策して再開する施設:会話や接触機会が少ない利用や、主に子どもを中心とする利用(150施設)
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