深圳(シンセン)でいちばん感動したのは、M5Stack の本社。今、世界で最も注目を集めている。
「M5Stack(エムファイブ・スタック)」という製品は、 わずか5cm四方のケースの中に、マイコンや液晶ディスプレイなどが詰め込まれたIoTプロトタイピング(試作)向けデバイスで、さまざまなM5Stackを「積み上げる」ことで機能拡張を実現できる。ハンダ付けすることなく、ブロックを組み立てて遊ぶ感覚で手軽にIoTのシステムが組めるということで、いま世界で引っ張りだこという。
訪問したときも、「3日前に思いついたものだけど」と小さな移動ロボットのようなもの(写真下)を見せてくれた。ここで私が思ったこと。
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- ひとつは、 この会社は、将来第二のファーウエイになると見る人もいるほどだが、社長 Jimmyさんの心情は「自分が欲しいものを自分でつくる」──これがまさしく「Maker メイカー」の真髄であり、イノベーションの原動力だ──ということ。
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- 二つ目は、 子どもたちのプログラミング・ものづくり教育にこのようなモジュールデバイスを使えば、みんな目を輝かせてとびつきそう!ということ。
何といっても長岡はものづくりのまちだ。4大学1高専*もある。そして、ロボコンなどに熱中する好奇心あふれる若者や子どもたちがたくさんいる。私たちの地元 Nagaoka には大きなチャンスがあると意を強くし、ハイテク都市・深圳を後にした。
* 4大学1高専とは‥‥長岡技術科学大学、長岡造形大学、長岡大学、長岡崇徳大学、長岡工業高等専門学校
関 連 記 事 : 未来につながれロボカップ
タイトル画像: 深圳の街でよく見かけるお掃除ロボット