新型コロナの感染拡大が小康状態となり、25日には緊急事態宣言全面解除の見通しだ。
今後は、社会経済活動の再開感染拡大防止の両立が 課題 となる。

できるだけ早く元の市民生活を取り戻したい。しかし、第2波・第3波が予想されるため、3密を避ける・2メートル離れるなど「新しい生活様式」を守りながらの「再開」とならざるをえない。ワクチンが完成して全国民に接種されるか、あるいは集団免疫を獲得するまで、こうした状況が続く可能性がある──

 

そのような中、長岡市の学生起業家育成補助金に応募してくれた2氏が市長室で活動状況を報告してくれた。
話題は、新型コロナウイルス終息後アフターコロナを見据えた事業展開にも及び、開発したアプリの実演も交えての頼もしい報告だった。

 

長岡技大大学院の新山大地にいやまだいちさんは、今年2月に株式会社サケアイを設立した。「リーンLeanローンチパッドLaunchPadプログラムProgram」の参加者で初めての起業となる。AIでおすすめの日本酒を表示するiOS版アプリ「Sakeai」を5月1日から配信しており、市内酒蔵と連携した事業に取り組むとのこと。今後データベースをさらに充実させ、将来的には海外展開も期待がされる。

 

アプリ「Sakeai」の画面

 


長岡高専専攻科卒業生の横山和輝よこやま かずきさん(オンライン参加)は、今年6月に株式会社プロッセルを設立する予定で、ソフトウェア開発やオンラインによるビジネスコンテストを運営する。ビジネスコンテスト(すでに3回開催)には、延べ270人が参加した。今後は、新型コロナウイルスの影響から自由なオンラインで、学生と企業をつなぐ就活支援の事業展開を考えている。現状ですでに多くの参加者を得て、関係者の注目を集めているいるのは驚きだ。

 

コロナ禍はこれまでの社会のあり方を一変させた。
今回2人が示したインターネットを活用した事業は、変化に対応し、社会経済活動の再開感染拡大防止の両立という課題に答えるアンサーの1つである。今後の需要が見込まれるビジネス形態といえるだろう。

彼らに自信を持ってもらい、将来の成功に期待するとともに、引き続き、産業界の皆さんと協力して長岡から多くの若者が起業する動きを加速させたい。

 

 

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■これまでの学生起業家
第1号 拾壱ビッグストーン㈱ 大石克輝/高専出身(ロボット用部品開発・製造)
第2号 ベイビーチャップリン 金澤豊和/長岡造形大出身(飲食業・バー)


学生起業育成補助金
○対象者:
・大学、高専、専門学校、高校に在学中または卒業して5年未満であり、市内での起業を考えている人
・市内大学、高専、専門学校、高校の教員のうち、市内での起業を考えている人
○対象事業:長岡市の経済発展に寄与する見込みがある事業
   ※特に大学等での学習または研究成果を生かした事業を期待
○補助金額:1者最大50万円

起業支援センターながおかclipクリップ 2014年7月開設
長岡で起業したい人、市内創業5年未満の起業家を対象にした情報提供・相談
・一人一人に寄り添った伴走型支援
・長岡市や長岡商工会議所、各金融機関と連携した地域密着型支援
(起業に使える補助金の相談、起業資金・開業資金調達の手伝い)
・フォローアップ

ながおか創業応援ネットワーク(10団体で構成)
 ・起業支援強化のため、長岡市, 起業支援センターながおか(創業支援等事業者), 長岡商工会議所,  新潟県信用保証協会と7つの金融機関で構築。
 ・創業支援事業計画(産業競争力強化法 H26/1/20施行)を策定し、国から認定済。
 ・同計画に基づき、起業支援センターながおかの支援を受けた者は、株式会社・合名会社・合資会社・合同会社を設立の登録免許税軽減措置や信用保証枠の拡大など特例対象となる。詳細はこちら