製造業においては、長岡でも、コロナ以前から ICTアイシーティー化 や IoTアイオーティー 導入が課題だったのだが、コロナ禍によって いわば “ 待ったなしGO GO GO”と感じておられる経営者も多いのではないだろうか?
受注の減少への対応に加え、感染第2波への準備を行いながら、ここを切り抜け、ポストコロナの新しい経営に挑む製造業のみなさんの取り組みが加速さるれるよう、長岡市では、ICT化・IoT導入に対する補助金を拡充する。
今こそ、製造過程の効率化・経営基盤の強化・働き方改革につながるイノベーションを推進してほしい。ということで、アフターコロナを見据えた取り組みに、特別枠として補助率と上限額を増やす予定である。詳細は下記 (1)

※国・県の類似の補助金は要件レベルが高いため、IoTを初めて導入する場合などは、市の補助金をおすすめしたい。
IoTアイオーティー:身の回りのあらゆるモノがインターネットにつながる仕組み(Internetインターネット ofオブ  Thingsシングスの略)
  IoTは、すでに常識になってきている。例えば、「近頃、電気メーターの検診員さんの姿を見かけない…」と感じておられないだろうか? これは、電気メーターがスマートメーターに替わり、ネットで電力使用量を把握できる所が増えたからなのだ。



また、製造業に限らず、市内全ての業種を対象に、ポストコロナも想定した事業に新設補助金制度を用意する。ご検討いただきたい。

 対象1:業務のデジタル化やリモートなど新たなビジネスニーズに対応する事業  詳細は下記 (2)
 対象2:将来有望なビジネスモデルに挑戦する起業家 詳細は下記 (3)


新型コロナウイルスの地域経済への影響は深刻だ。厳しい状況が続いているが、今こそ自社製品やサービスの付加価値を高める好機として、ぜひ市の補助金を活用していただき、企業の長期的な成長につなげてほしいと考えている。

 

 
                     
 

(1) IT・IoT設備投資支援補助金(拡充) ※ IT ≒ ICT
  ○対象者:市内中小企業者等(製造業)
  ○対象事業
  【一般枠】現場改善に有効なIT・IoT導入
  【特別枠】アフターコロナを見据えた取り組みに係るIT・IoT導入
  ○対象経費:ソフトウェア、センサー機器、生産性向上システム等の導入・開発経費
  ○補助率・補助限度額
  【一般枠】対象経費の2/3以内で上限100万円
  【特別枠】対象経費の4/5以内で上限150万円
  ○予算規模:1,600万円(当初400万円+6月補正1,200万円)

(2) デジタル・ビジネス・イノベーション補助金(新設)
  ○対象者:市内中小企業者等(全職種)
  ○対象事業(審査あり)
  ・新規事業開発、付加価値の高い新製品の開発
  ・製品供給を継続するために必要な設備投資や製品開発
  ・非対面型ビジネスモデルへ転換するための設備・システム投資
  ○補助率・補助限度額:対象経費の2/3以内で上限200万円
 ※複数企業のコラボ事業や事業拡大の期待値が高いものは上限300万円
  ○予算規模:1,000万円

(3) 有望スタートアップ企業育成補助金
  ○対象者
  学生起業家育成プログラム事業等で支援を受けた人で、新型コロナウイルスの影響による社会変化に対応した、将来有望なビジネスモデルで事業展開に挑戦する起業家
  ○制度概要:市が設定したテーマに対する解決方法を募集・選考する。
  ○予算規模:600万円(1件あたりの補助金額等は検討中)

 

 

 

 関 連 記 事    6月補正初日提案から  6月補正初日提案から(2)
     観光支援(6月補正)
 画 像 説 明    現場でタブレット操作(補助金でIT・IoTを導入した実例)
冒頭画像㈱長岡金型 からは「帳票電子化→業務効率upデータ利活用へ。製品修正情報の共有→品質向上」などが報告されている。
挿入画像㈱小林 では、
タブレットで生産管理を効率化し、同じ労働時間で売上20%増。管理体制の信頼につながり、取引先10社増と報告された。