只今、開催中!
コンピュータグラフィックス(CG)の先駆者であり世界的アーティストである 河口洋一郎氏の 特別展示「超進化の乱舞~beyondAI ~」が開催されている。
コロナ禍下で「ウイルスに負けないように」と想いを込めて河口さんが制作した世界初公開作品を、アオーレで観ることができる。
一般公開とともに、子ども連れの家族が続々と訪れ、「色がきれい」「これは何を描いているの?」「この鳥は本当にいるの?」など、あちこちで子どもたち声が聞こえていた。子どもたちの感性をダイナミックに刺激しているようだ。
サブタイトル 〜beyond AI〜
※beyond AI: AI(人工知能)の先に, AIを超えて
アートとサイエンス(デジタルグラフィックス)が融合する世界──。
かたや、「人工知能に凌駕され、将来はAIから支配されるのでは??」と心密かに私たちは恐れている。だが、人類が超えるべきは、自分自身の中にある。
内なる課題に向き合って壁を超えていった“ホモ・サピエンス”だけが、エーアイに尊重され続ける──サピエンスハ、ワタシノ、ウミノオヤ──のではないだろうか?
誤魔化しや嘘偽りは、AIには通用しない。あくまでサイエンスなのだ。(河口さんのデジタルアートは意味深遠である)
河口さんと長岡市
今年、長岡市で開催している「米百俵デジタルコンテスト」 では、ユニークな発想を持つチャレンジャーを発掘・支援する。このデジコンの特別審査員に河口さんから就任いただいたご縁で、今回、この特別展示を開催する運びとなった。
昨年度の起業イベント(リーンローンチパッド)でも審査員をお願いしたほか、馬高縄文館で火焔土器をご覧いただいたり、長岡花火も観覧いただき、すっかり長岡ファンになってくださったようだ。
毎年、オーストリアのリンツで開催される世界的なデジタルアートイベント「アルス・エレクトロニカ」にゲストとして参加される際には、パーティーで長岡の地酒を世界のアーティストに紹介してくださっており、大変ありがたく思っている。
シナジー効果、and…
河口アートの世界に触れることで、子どもたちや若者たちの感性が刺激され、触発されると感じている。
技大、造形大、高専などアートとサイエンスに関する高等教育機関がある長岡地域は、このメリットをうまく活かせるはずだ。芸術と科学・技術の出会い、アーティストと学生・研究者との交流などから、新たなイノベーションのエネルギーが捲き起こることを期待している。
この1年間、毎日深夜までアトリエに閉じこもり、あえて、”肉筆画”の制作に没頭したという河口さんの姿を思い浮かべながら、私も作品鑑賞を堪能した。新しいステージへの跳躍に必要な “認識の進化” が、NAGAOKAから広がるといいなあと思いながら──。
■河口洋一郎特別展示 「超進化の乱舞 ~beyond AI~」
会 期:令和2年12月20日(日)~令和3年1月6日(水)
※年末年始(12月29日~1月3日)は休み
開催時間:10:00~19:00
会 場:アオーレ長岡西棟1階 市民交流ホールA、ホワイエ
展示内容:肉筆画24点、立体作品6点、CG作品5点
主 催:ながおか・若者・しごと機構/共催:長岡市
お問合せ:ながおか・若者・しごと機構 電話:0258-86-6008
産業イノベーション課 電話:0258-39-2402
関 連 記 事 : 芸術は命の中に。そして
※YouTube でも観られます!