コロナ禍で日本社会は多くの難題に直面している。
多額の国家予算支出が、金融制度や経済にどんな影響を及ぼすか? 将来の国家財政・経済はどうなるのか?━━という問題に確たる分析も予測も示されていない…。
【まったなしで支援します】
見通しが示されない不安は当然ながら、立ち止まってはいられない。
優先的に取り組むべき当面の課題は、
・コロナ禍で打撃を受けた 地域の 飲食/観光/各種サービス/小売/運輸などの業種への支援
・個々人の生活上の困窮に対する支援
の2本柱が軸となる。
長岡市の窓口では、さまざまな支援制度が用意されているので、ご活用をお願いしたい。
【ながおか・スミレプロジェクト】
「女性の貧困」や「生理の貧困」が社会問題として報道されることが増えてている。
長岡市でも、困難を抱える女性に寄り添いサポートする「ながおか・スミレプロジェクト※」をスタートさせた。
※小さなスミレは気づかれにくい花だが、身近な場所にいて踏まれても頑張って咲いている。見過ごされがちな事柄に意識的に目を向けようという想いが込められている
7月12日(月) から生理用品の無償提供をスタート。市の窓口(市民協働センター、男女平等推進センター「ウィルながおか」、市役所なんでも窓口、科学博物館受付、各支所)で配布を行っている。申し出ることに抵抗がある方のために、チラシやカードの提示、または窓口に用意した卓上ポップを指さしていただければお渡しできるようになっている(カードは、主な公共施設の女性用トイレに置かれている)。
また、市内の全小中学校、総合支援学校・高等支援学校でも、必要とする児童生徒に渡せるようになった。今後は、「フードバンクながおか」を通じた配布など、配布先を拡大していく。
紙袋に入れる作業はボランティアさんの手で行われ、学校への配送は、NPO法人や地域団体の協力によって行われる。”ながおか”の市民協働力には目を見張る。
スミレ〜プロジェクトでは、生活相談につながるよう配布品にチラシを添えている。相談を通じて困窮者を関係機関につなぎ、さらにいろんな支援を受けられるようにすることも、このプロジェクトの大きなねらいである。
長岡市は今後も生活への支援体制を整備していく。
同時に、助け合いの心でがんばっている市民団体を積極的に下支えし、「地域共生社会」の発展的展開をめざしていく。
関 連 記 事: 共生社会の拠点 市民協働10年。新しい協働へ。
タイトル画像:スミレプロジェクト(チラシ▼から)