先月11月24日、デジタル地域通貨「ながおかペイ」が産声をあげた。

これは、長岡市独自の電子マネーで、スマホなどにアプリ「 ながおかペイ 」 をインストールするだけで簡単べんりに使える。

いま、チャージ金額の30%をポイント還元している(1万円チャージで3,000円相当をプレゼント)。この機会に長岡市民みんなでこの新しい取り組みに参加し、利用してみてほしい。

 

 

「ながおかペイ」取扱店はこの「のぼり旗」が目印

長岡市は、経済産業省関東経済産業局と連携し、デジタル地域通貨「ながおかペイ」の実証実験的導入を始めた。今後、利用状況と消費傾向の把握と分析を行なって、来年度からの本格稼働につなげていく。たくさんのみなさんからのフィードバックを期待している。

 

 

 

 

 

 

 

「ながおかペイ」

 

デジタル地域通貨「ながおかペイ」のアプリは Google Play や App Store で見つけることができる。

スマ-トフォンにアプリをダウンロードしたら、取扱店で現金を支払ってアプリにチャージする(上限5万円)。支払いは、QRコード決済だ。

 

使ってみようキャンペーン」は、来年1月31日(火)まで実施中で、チャージした金額の30%分のポイント(上限3,000ポイント=3,000円)が付与される。また、店側には決済に使用するタブレットの無料貸し出しや決済額の5%(上限5万円)を還元する。なかなか太っ腹なキャンペーンであるとお声をいただいているので、ぜひたくさんのみなさんから試してみてほしい。

 

私も早速、飲食店で使用してみた。支払いがスムースで、非接触というのもいい。利用者や店舗からは、「思っていたよりも簡単に使えた。使える店舗がさらに増えれば若者にも広がる」などの声を聞いている。
現在、取扱店は飲食店や小売店、ホテル、温泉施設などに加え、12月17日(土)にからはスーパーマーケットのマルイ店舗が加わり、73店舗となった。ユーザー登録も順調に増えている(現在約3,000人)。

12月17日(土)、18日(日)のアルビBBのホームゲーム会場に開設したながおかペイサポートコーナー

利用促進に向け、新潟アルビレックスBBのホームゲームでサポートコーナーを開設し、スマートフォンに不慣れな方にも利用の支援をする。
さらに、来年2月にキャンペーン第2弾を実施する。プレミアムポイント付与のお得なキャンペーンを延長して、利用者と取扱店の拡大を図っていく。

 

 

■ デジタル地域通貨の可能性

 

「ながおかペイ」は、国の「デジタル田園都市国家構想推進交付金」の採択事業で、長岡市デジタル地域通貨協議会(長岡市共通商品券協同組合・長岡市など)が運用している。
これまでの共通商品券とは違い、①少額の決済から使用可能、②取扱店の換金手続きが簡易、③キャッシュレス化の促進、などさまざまなメリットがある。また、利用により発生した経済活動がデータ化されて可視化でき、地域内における通貨の流れを把握することで、データに基づいたマーケティングリサーチが可能となる。

 

今年4月、私が出席した国の「デジタル田園都市国家構想実現会議」では、デジタル地域通貨の活用は、コミュニティの活性化と多様な地域経済圏の確立に有効だという議論もあった。
例えば、市が推奨するイベントやボランティアに参加するとポイントが付与されれば、参加者を増やしたり地域福祉活動を活性化したりすることができる。市からの給付金支給や、商店街のポイントカードやスタンプラリーなど、さまざまな取り組みで活用も可能だ。

 

今後、企業や地域のコミュニティ団体、商店街からアイデアを募るなど、市民・事業者・行政で知恵を集め、デジタル地域通貨「ながおかペイ」の可能性にチャレンジしていきたい。

 

 

 


   関  連  記  事 :
 新時代へ 国と連携

        

              
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取扱店で「ながおかペイ」で支払う利用者

店員がタブレットを操作して決済し、簡単に支払いが完了する。現在実施中の、「使ってみようキャンペーン」では、チャージした金額の30%分のポイント(上限3,000ポイント)がその場付与され、すぐに使うこともできる。